2014年1月10日金曜日

海外のドッグショー


海外のドッグショーはアメリカとヨーロッパでは根本的な違いがあります。ヨーロッパは1頭、1頭に時間をかけて細部に渡りチェックをして長所、短所をレポートしてくれます。但しスタンダードには非情に厳しくサイズオーバーの犬等は失格になります。またトリミングも禁止されておりドライヤーやスプレー等は使えません。それにほとんどがオーナーハンドラーさんで楽しみながらドッグショーに参加しておられます。日本のドッグショーを見慣れている方には辛気臭く、だるいショーに見えるかもしれませんが、ショーの目的が犬質向上の為である事が理解出来ると思います。

アメリカのドッグショーは日本のショーに近いものがあります。たぶん日本がアメリカナイズされているのでしょう。アメリカはトリミング技術も進んでおり見違えるほど犬が良く見えます。またハンドラーもプロフェッショナルかブリーダーハンドラーでショーマナーも完璧に入っている子が沢山のいますのでショーだけを見て楽しむのであればアメリカの方が楽しいかもしれませんね。共通しているのは審査員がブリーダージャッジでバーニーズのスペシャリストでありバーニーズを理解している方が審査をしますのでミスジャッジが少ないです。ただしジャッジの好みがありますのですべて同じ結果にはなりません。日本にはブリーダージャッジがいないのはさみしい気がします。1日も早くバーニーズの解る方に審査して欲しいですね。また出陳頭数もアメリカのスペシャリティーではショーにエントリーしている犬が500頭ほどに成り圧倒されてしまいます。ヨーロッパのクラブ展でも100頭以上のエントリーがありす。日本はジャパンインターですら30頭程度のエントリーと少ないのもさみしい気がします。要因はオーナーさんがドッグショーに感心が無い事と出陳料が高額である事、ハンドラー費用が高すぎる事、等でしょう。ちなみに海外の出陳料は2500円ほどて日本の半額以下で、ハンドラーのボーディング費も1ヵ月40000円ほどと割安でシャンプー代やトリミング費等も一切掛かりません。ジャパンケンネルクラブやハンドラーさんにもう少し努力してもらいたいですね。

 
Bern Star s.p.a.®

 
 
ヨーロッパの審査風景、ジャッジがレポートしています。
 
 
ヨーロッパのショーで頂いたレポート

 
 
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